児童家庭支援センターが1年経ちました

昨年の4月1日より、県内初の児童家庭支援センター(児家セン)が、養徳園内に開設され1年が経ちました。

《 実感したこと 》 子育てに行き詰っている家庭の多さ。それに対する地域での支援の貧困さ。

発達障害、不登校、家庭内暴力などなど、子どもが表出する問題は多様ですが、親がSOSを出しても有効な手立てが見当たらない現実を突き付けられます。

放っておけば虐待に発展しかねない(明らかに虐待だと思われる)けれど、親子分離すればそれでいいのか。

当面の危機は回避できても、それが本当にその子にとって最善なのかと考えさせられるばかりです。

確かに親の問題もありますが、困難を抱えた親御さんに寄り添う人的資源が少なすぎます。

少子化の中でも、児童虐待は増加の一途です。平成26年度、全国の児童相談所が対応した児童虐待相談件数は、8万8,931件に上ります。27年度は、10万件を超えることが予想されています。

一方で、児童養護施設等の社会的養護の受け皿が拡大しているわけではありませんから、虐待の状態が重症化して親子分離に至るというケースが増えています。

結果として、親子関係が修復不能な状態になっていて、親子関係の再構築がまとまらないケースが増えています。

養徳園では困難を抱えた親御さんに寄り添うことのできる児家センを目指しています。

家庭が大変な時に、子どもをちょっとだけ預かることもします。

ちょっとだけ預かることを契機に、その家庭がつながり、虐待が重症化していくことを防止していきたいと考えています。

26年度、さくら市・宇都宮市・矢板市だった子育て支援短期利用事業(ショートステイ)の契約が、27年度には、高根沢町・大田原市・那須塩原市へと広がり、28年度にはさらに、那須町・那珂川町・塩谷町へと広がりました。

また、児童相談所からの緊急一時保護の受託も増え、27年度は延べ11人、147日と急増しました。

県北地区には、なくてはならない児家センとしてこれからもがんばっていきます。

総合施設長 福田 雅章 

 

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

求人・実習・ボランティア応募はこちらから

求人採用・実習 / エントリー